メイク前のスキンケアで化粧崩れを防ぐ!朝の保湿の順番とコツを解説

こんなお悩みありませんか?
- メイクのりが悪い…
- ファンデーションが均一につかず、ムラになってしまう…
- スキンケアのなじみが悪い
朝に化粧水と乳液を使ってメイクをしたのに、昼休みに鏡を見ると鼻の頭がテカり、頬のファンデーションは乾いて粉っぽくなることがあります。崩れの原因をファンデーションや化粧下地のせいと考えて買い替えても、土台になる肌が整っていなければ結果は同じです。化粧崩れの原因の一つは、肌の水分と油分のバランスの乱れです。
この記事では、メイク前のスキンケアの正しい順番と化粧崩れを防ぐコツをまとめました。記事を読めば、毎朝のスキンケアのどこを変えればメイクの持ちが変わるかが分かります。
崩れにくい土台は、洗顔料で汚れを落とし、化粧水の後に乳液かクリームで水分を閉じ込め、余分な油分をティッシュで取ることで作れます。
メイク前のスキンケアが化粧崩れを左右する理由

メイク前のスキンケアは、ファンデーションを密着させる土台作りです。土台になる肌が乾いていたり皮脂で汚れていたりすると、化粧下地やファンデーションを変えても崩れは止まりません。
皮脂とは、肌から分泌される油分のことです。化粧崩れの原因として、肌の水分と油分のバランスの乱れと、ファンデーションの厚塗りがあります。寝不足などで肌の状態が不安定になると水分と油分のバランスが崩れやすくなり、油分の多いスキンケアの直後にファンデーションを塗るとよれにつながります。
朝のスキンケアが化粧崩れに影響するのは、次の3つです。
- 寝ている間の皮脂や汗が残り、ファンデーションが均一につかない
- 化粧水だけで終えて水分が蒸発し、肌が乾いて皮脂が増える
- 乳液やクリームの油分が表面に残り、ファンデーションがヨレる
上記の3つには、それぞれ対応する朝の工程があります。工程の抜けや順番の入れ違いを直すだけで、同じ化粧下地とファンデーションでも崩れ方は変わります。
メイク前のスキンケアの正しい順番

メイク前のスキンケアは、洗顔から日焼け止めまでを順番どおりに進めます。ただし、使用順序が商品ごとに異なる場合があるため、各製品の説明に従いましょう。製品の説明に個別の指定がないときの基本の順番は、次の5つです。
- 朝も洗顔料を使って寝ている間の汗と皮脂を落とす
- 洗顔後すぐに化粧水で角層に水分を補う
- 乳液かクリームで化粧水の水分を閉じ込める
- スキンケアがなじんでから日焼け止めを塗る
- 化粧下地に進む前に肌の表面を確認する
朝も洗顔料を使って寝ている間の汗と皮脂を落とす
朝の洗顔は水だけで済ませず、洗顔料を使います。寝ている間にも皮脂や汗が付着して肌は汚れており、汚れが残ると肌荒れやニキビの原因です。汚れの上に化粧水を重ねても肌になじみにくく、ファンデーションも均一につきません。
朝の洗顔の手順は、次のとおりです。
- ぬるま湯で手と顔の余分な油分を流す
- 弾力のある濃密な泡を立てる
- 泡を転がして洗い、小鼻は指先で丁寧に洗う
- 人肌程度のぬるま湯で約1分すすぐ
すすぎ残しは肌荒れの原因になる場合があるため、髪の生え際やあごの下まで丁寧に流します。洗顔後は皮脂が減って肌が乾きやすい状態なので、タオルで水分を押さえたらすぐに化粧水へ進みます。
洗顔後すぐに化粧水で角層に水分を補う
化粧水は洗顔後に時間を置かず、すぐになじませます。角層とは肌のいちばん外側にある層のことで、化粧水は角層まで浸透して皮膚にうるおいを与える役割です。洗顔後は時間をおかずにすぐ化粧水をなじませるようにしましょう。
化粧水の量の目安は手でもコットンでも500円玉大です。量が少ないと保湿が不十分になり、肌をこする摩擦の原因にもなります。
手で化粧水をつける手順は、次のとおりです。
- 化粧水を手のひらに広げ、顔の内側から外側へなじませる
- 顔全体になじんだら、両手で肌を優しく押さえる
- 頬や口元など乾きやすい部分に重ねづけする
手のひらで肌を包んで軽く押さえるなじませ方をハンドプレスと呼びます。叩くようなパッティングは肌への負担になるため避けます。
乳液かクリームで化粧水の水分を閉じ込める

化粧水の後は、乳液かクリームを必ず使います。化粧水で与えた水分はそのまま置くと蒸発するため、乳液やクリームに含まれる油分が水分を肌の中に閉じ込めましょう。乳液とクリームの役割は、皮膚の水分と油分を補い保つことです。角層が水分を守り外からの刺激を防ぐ働きをバリア機能と呼び、角層の水分が不足するとこの働きが低下します。
乳液とクリームのどちらを使うかは、乾燥の程度で決めます。化粧水の後に乳液かクリームのどちらかを使いましょう。乾燥が気になる方は、クリームを選ぶか、乳液の上に乾燥する部分だけクリームを重ねてください。クリームは夜専用ではなく、朝や昼にも使えます。
使用量の目安は、次のとおりです。
- 乳液は10円玉大
- クリームはあずき粒大
テカリが気になる方が乳液を減らすのは逆効果です。乳液を少量しか使わなかったり保湿を省いたりすると、表面はべたつくのに内側は乾いた肌になる恐れがあります。顔全体に使う量は目安どおりにし、鼻とあごなど皮脂の多い部分は薄くのばして、ティッシュやコットンで押さえます。
スキンケアがなじんでから日焼け止めを塗る
日焼け止めは化粧水と乳液の後、化粧下地の前に塗ります。ベースメイクの順番をスキンケア・日焼け止め・化粧下地・ファンデーションの順にし、化粧水や乳液の後に塗ると伸びがよくなります。
日焼け止めのパッケージにあるSPFは、紫外線B波を防ぐ効果の目安です。数値が大きいほど防止効果が高くなります。PAは紫外線A波を防ぐ効果を+の数で示し、+が多いほど効果が高い表示です。
日焼け止めの塗り方は、次のとおりです。
- 両頬・あご・鼻・おでこの5点に置く
- 顔の中心から外側へ向かって塗り広げる
- 紫外線が集中する鼻とあごに重ね塗りする
朝の時間を短くしたい方は、紫外線を防ぐ機能を持つ日中用の乳液を使う方法があります。UV乳液はリキッドファンデーション用のスポンジで塗ると素早くなじむのが利点です。
化粧下地に進む前に肌の表面を確認する
化粧下地を塗る前に、肌の表面に余分な油分や水分が残っていないかを確かめます。スキンケア後に残った余分な油分はファンデーションのムラづきや崩れの原因です。油分の多いスキンケアの直後にファンデーションを塗るとよれやすい点も、化粧崩れの原因として挙げられます。
化粧下地に進んでよい状態の目安は、次の2つです。
- 手のひらで頬を押さえても、ぬるつきや水っぽさが手に残らない
- 鼻やあごを指で触れても、指に油分がつかない
どちらかに当てはまらないときは、ティッシュを軽く押し当てて表面の油分を取ってから化粧下地に進みます。表面の状態を毎朝確かめる習慣がつくと、その日の肌に合わせて乳液の量も調整できます。
メイク前のスキンケアで化粧崩れを防ぐ3つのコツ

スキンケアの順番を守っていても、量の加減と仕上げのひと手間で日中の持ちは変わります。朝の身支度の中でできるコツは次の3つです。
- ティッシュを三角に折って余分な油分を押さえる
- 乳液はコットンでつけて油分の残りを抑える
- 保湿を減らさずに製品の感触と量で調整する
ティッシュを三角に折って余分な油分を押さえる
スキンケアの後にティッシュで肌を押さえると、メイクの密着度が高まります。スキンケア後の余分な油分がファンデーションのムラづきや崩れの原因になるため、化粧下地の前にティッシュで押さえましょう。
ティッシュオフの手順は、次のとおりです。
- ティッシュペーパー1枚を三角形になるように半分に折る
- 片面で顔の半分を押さえる
- 使っていない面で残りの半分を押さえる
ティッシュは押し当てるだけにして、こすらないのが原則です。こすると肌に摩擦がかかり、化粧水と乳液で整えたうるおいまで取れます。乳液のべたつきが気になるときにも、ティッシュで肌表面に残った油分を吸い上げてください。
乳液はコットンでつけて油分の残りを抑える

乳液のべたつきが気になる方は、手ではなくコットンでつけます。コットンでつけると余分な油分が肌に残らず、サラッとした仕上がりで均一に塗れるのが利点です。
べたつきが気になる場合は化粧水をコットンでつける方法もおすすめです。コットンはひたひたになるまで化粧水を含ませ、顔の中心から外側へなじませてから、最後に手のひらで押さえます。コットンに含ませる量が少ないと肌をこする原因になるため、量を減らす節約は禁物です。
保湿を減らさずに製品の感触と量で調整する
べたつきを避けたいときは、保湿の量を減らすのではなく製品の感触を変えます。さっぱりタイプとしっとりタイプの乳液は保湿力に大きな差がなく、違いは軽い感触と肌へのなじみの速さです。テカリが気になる方は、さっぱりタイプに替えるだけで量を減らさずに済みます。
量は製造元の目安を守ります。一般的な量の目安は化粧水が500円玉大、乳液が10円玉大、クリームがあずき粒大です。乾燥しやすい頬には重ねづけし、皮脂の多い鼻には薄くのばすように、部位ごとに量を変えると顔全体のバランスが取れます。
肌質別に見るメイク前のスキンケアの調整

スキンケアの基本の順番は肌質を問わず共通で、変えるのは製品の感触と量です。肌質は次の3つに分けて考えます。
- 乾燥しやすい肌は化粧水と保湿クリームを重ねる
- 皮脂が多い肌はインナードライを疑って保湿を省かない
- 部位で差がある肌は場所ごとに量を変える
乾燥しやすい肌は化粧水と保湿クリームを重ねる
乾燥しやすい肌は、化粧水を重ねづけしてから保湿クリームで水分を閉じ込めます。乾燥が気になる方には、乳液ではなくクリームを選ぶか、乳液の上に乾燥する部分だけクリームを重ねる方法がおすすめです。
メイク前に保湿クリームを使うときは、塗る場所と量に注意が必要です。目や口の周りは表情で動きが多く、油分が残ったままファンデーションを厚く塗るとよれやすくなります。乾燥する頬や口元にはあずき粒大を目安にクリームをなじませ、なじんだ後にティッシュで表面を押さえてから化粧下地に進みます。
皮脂が多い肌はインナードライを疑って保湿を省かない

肌の表面がテカるのにメイクが崩れる方は、インナードライの可能性があります。インナードライとは、肌の表面は皮脂でべたついているのに、内側の角層は水分が不足している状態です。バリア機能が低下すると角層から水分が蒸発し、肌を守ろうとして皮脂を過剰に出す悪循環が起きます。
インナードライの特徴は、次のとおりです。
- メイクのりが悪い
- 時間が経つとファンデーションが崩れる
- Tゾーンはべたつくのに口周りはカサつく
- 肌がゴワついてキメが粗い
- スキンケアのなじみが悪い
冷房の効いた室内は湿度が下がり、角層から水分を奪います。週5日オフィスで過ごす方の肌は、夏だけでなく冷房を使う季節を通じてこの条件にさらされます。
インナードライの対策は洗浄力が強すぎずうるおいを残す洗顔料を選び、化粧水の後に乳液かクリームを省かないことです。べたつきが気になるなら、さっぱりタイプの乳液とコットン使いで調整します。
部位で差がある肌は場所ごとに量を変える
鼻はテカるのに頬は乾く肌は、顔全体を同じ量で整えずに部位ごとに量を変えます。べたつきが気になる場合でも部位に応じて乳液やクリームの量を調整すれば、保湿と快適さを両立できます。
部位ごとのスキンケアの調整の例は、次のとおりです。
- 乾く頬と口元は化粧水を重ねづけし、乳液かクリームをなじませる
- テカる鼻とあごは乳液を薄くのばし、ティッシュで押さえる
- 日焼け止めは紫外線が集中する鼻とあごに重ね塗りする
鼻の乳液を薄くする調整と、鼻に日焼け止めを重ねる調整は矛盾しません。乳液は油分の残りを抑えるために量を控え、日焼け止めは焼けやすい場所を守るために重ねます。
メイク前のスキンケア製品を選ぶときに見る項目と確かめ方

スキンケア製品ごとの違いを使用感だけで判断するのは難しいため、パッケージの表示で確かめられる項目を先に決めます。敏感肌の方や、刺激の少ない製品を選びたい方が見る項目は次の3つです。
- エタノールの有無は全成分表示で確かめる
- アレルギーテスト済みの表示は保証ではないと知って腕でパッチテストをする
- 朝用はUV機能や多機能の表示で工程を減らせるか確かめる
エタノールの有無は全成分表示で確かめる
肌に刺激を感じやすい方は、全成分表示にエタノールの記載がないスキンケア製品を選びます。スキンケア製品に配合されるエタノールの目的は防腐や安定性の向上、すっとした清涼感を出すことです。
乾燥性敏感肌の方の中には、皮膚が乾燥しすぎたり刺激を感じたりする場合があります。エタノールに敏感な方には、アルコールフリーと表示された製品がおすすめです。
スキンケア製品の中で確かめる場所は、パッケージの全成分表示です。アルコールフリーはエタノール無添加を意味し、全成分表示にエタノールの記載がなければアルコールフリーにあたります。
ステアリルアルコールのように「〇〇アルコール」と書かれた成分は化学的な分類上のアルコールで、エタノールとは別の成分です。表示に「エタノール」の文字があるかどうかだけを見れば判断できます。
アレルギーテスト済みの表示は保証ではないと知って腕でパッチテストをする

アレルギーテスト済みの表示は選ぶときの参考になりますが、すべての方にアレルギーを起こさない保証ではありません。アレルギーテスト済みの表示はメーカーが実施した皮膚アレルギー試験の結果に基づくもので、敏感肌の方や新しい製品に不安がある方には、使う前に腕の内側で試すことをおすすめします。
パッチテストの手順は、次のとおりです。
- 腕の内側など皮膚の柔らかい部分に製品を少量つける
- 赤みやかゆみが出ないか様子を見る
- 異常がなければ顔に使い始める
顔に使い始めた後も、赤みやかゆみが出たら使用を中止します。症状が続く場合は皮膚科の医師に相談しましょう。
朝用はUV機能や多機能の表示で工程を減らせるか確かめる
朝のスキンケアにかける時間と品数を減らしたい方は、1品で複数の役割を持つ製品の表示を確かめます。朝のケアに紫外線防止効果のある乳液やクリームを選び、乳液・UVカット・化粧下地を1品でこなす製品で重ねづけを減らす方法もあります。
確かめる表示は、パッケージのSPFとPAの記載、化粧下地としても使える旨の記載の2つです。SPFとPAの表示があれば日焼け止めの工程を兼ねられ、化粧下地の記載があれば下地の工程も兼ねられます。品数が減れば毎月そろえる製品も減り、化粧品にかける予算を抑えたまま朝の工程を整えられます。
メイク前のスキンケアを整えれば化粧崩れは朝の習慣で防げる

メイク前のスキンケアは、ファンデーションを密着させる土台作りです。基本の順番は、次の5工程です。
- 朝も洗顔料を使って寝ている間の汗と皮脂を落とす
- 洗顔後すぐに化粧水で角層に水分を補う
- 乳液かクリームで化粧水の水分を閉じ込める
- スキンケアがなじんでから日焼け止めを塗る
- 化粧下地に進む前に肌の表面を確認する
化粧崩れを防ぐコツは、以下のとおりです。
- ティッシュを三角に折って余分な油分を押さえる
- 乳液をコットンでつける
- 保湿を減らさずに製品の感触と量で調整する
テカりやすい肌ほどインナードライを疑い、乳液やクリームを省かずに部位ごとの量で調整しましょう。スキンケア製品を選ぶときは全成分表示のエタノールの有無、アレルギーテスト済み表示の意味、UV機能や多機能の表示を確かめます。
朝の手順を整えれば、化粧下地やファンデーションを買い替えなくても夕方までの持ちは変わります。明日の朝は、洗顔料を使うこと、乳液の後にティッシュで押さえることの2つから始めましょう。