化粧ノリが悪い原因と良くする方法!ゴワゴワ肌にファンデを密着させるコツも解説

こんなお悩みありませんか?
- 日によってメイクのノリが違う…
- ファンデーションが均一につかず、毛穴落ちしてしまう…
- メイクした直後は良くても、時間が経つと崩れてしまう
朝、洗顔をして化粧水をつけ、いつもの化粧下地とファンデーションを塗ると、頬のところどころが粉っぽく浮き、鼻の横は塗った直後からムラになる日があります。手順も使う物も変えていないのに、日によってのり方が違う状態です。化粧ノリの悪さは塗る腕ではなく、ファンデーションを塗る前の肌の状態でほぼ決まるものです。
この記事では、化粧ノリが悪い肌に起きている原因と、スキンケアとベースメイクの両方で化粧ノリを良くする方法を解説します。記事を読めば、自分の肌がどの原因に当たるかを見分け、今日の朝から変えるべき手順が分かります。ファンデーションを買い替えなくても、乾燥と古い角質に向けた洗顔と保湿を整えるだけで、化粧ノリを変えることが可能です。
化粧ノリが悪い肌に起きている5つの原因

化粧ノリが悪いとは、化粧下地やファンデーションが肌に均一に密着せず、ムラや粉浮き、毛穴落ちが出る状態のことです。原因は肌の表面と内側の両方にあり、思い当たるものが複数重なっている人も少なくありません。化粧ノリが悪い肌に起きている原因は、以下の5つです。
- 肌の乾燥でキメが乱れている
- 表面はべたつくのに内側が乾くインナードライになっている
- 古い角質が残って肌がゴワゴワしている
- うぶ毛が肌表面に細かい凹凸を作っている
- スポンジやパフの汚れがムラづきを招いている
肌の乾燥でキメが乱れている
化粧ノリが悪い原因で最も多いのは、肌の乾燥です。キメとは、肌表面にある細かい溝と盛り上がりが作る三角形の模様のことで、キメが整った肌は水分を保つ働きと外部刺激を防ぐ働きの2つを兼ね備えた状態です。
肌が乾燥するとキメが乱れ、ファンデーションが肌表面に密着せず、浮いて粉っぽい仕上がりになります。乾燥した肌のサインとして挙げられるのは以下の3つです。
- 洗顔後に肌がつっぱる感じがする
- 手のひらを肌にすべらせるとカサカサと音がする
- 肌が白っぽく粉をふく
乾燥のサインは、メイクの前に手で頬を触るだけで確認できます。肌に吸いつく感触がなく、指が引っかかる日は、乾燥が化粧ノリの悪さを招いていると考えられます。
表面はべたつくのに内側が乾くインナードライになっている
肌の表面はべたついているのに、内側が乾燥している状態をインナードライと呼びます。インナードライの肌は皮脂や汗でうるおっているように見えるため、乾燥に気づきにくいのが特徴です。皮脂とは、肌の油分を分泌する腺から出る脂のことで、本来は肌の水分を守る膜の役割を担います。
インナードライ肌のチェック項目は以下のとおりです。
- メイクのノリが悪く、時間がたつとファンデーションが落ちている
- 鼻や頬の皮脂崩れや毛穴の目立ちが気になる
- 額から鼻のTゾーンはべたつくのに、頬から口まわりはカサつく
- キメが粗く、肌がゴワついている
- 化粧水などスキンケアの肌へのなじみが良くない
インナードライの原因は、紫外線や冷房による乾燥、汗を拭き取る際に保湿膜まで取れてしまうこと、疲労やストレスや睡眠不足です。冷房の効いた室内は湿度が40%程度まで下がることがあります。べたつきを気にして皮脂を取り除きすぎると内側の乾燥が進み、化粧ノリはさらに悪くなります。
古い角質が残って肌がゴワゴワしている

肌を触るとゴワゴワ、ザラザラする日は、はがれ落ちるはずの古い角質が肌表面に残っています。角層とは肌の最も外側にある薄い層のことで、角質はその角層を作っている細胞のことです。肌の細胞は生まれてからはがれ落ちるまでおよそ6週間の周期を繰り返し、表面に到達した角質は少しずつ自然にはがれ落ちます。
紫外線や過剰な皮脂、汗、冷房による乾燥がこの周期を乱し、古い角層がはがれずに滞りがちです。古い角質が残った肌はうるおいを保つ力が弱まり、乾燥してごわつきを感じやすくなります。
ゴワゴワした肌にファンデーションを塗ると、表面の凹凸に粉が引っかかり、ムラやくすんだ仕上がりになります。角質のごわつきは、乾燥と皮脂の両方から起こる点に注意が必要です。
うぶ毛が肌表面に細かい凹凸を作っている
顔のうぶ毛は目立ちませんが、肌表面に細かい凹凸を作り、ファンデーションが均一にのりにくくなります。うぶ毛は頬や口まわり、あごに多く、スキンケアを整えても化粧ノリが変わらない場合の原因として見落とされがちです。頬を横から光に当てて見ると、うぶ毛の量を確認できます。
スポンジやパフの汚れがムラづきを招いている
ファンデーションを塗るスポンジやパフに前日までの粉や皮脂が残っていると、ムラづきの原因になります。汚れたり傷んだスポンジやパフを使用するとムラづきするだけでなく、雑菌が増えて肌あれやニキビの原因になる場合もあります。
スポンジの色が全体に変わり、きれいな面がなくなっている状態は、汚れがファンデーションの密着を妨げているサインです。肌の状態に問題がないのに仕上がりが悪い日は、道具の汚れを疑いましょう。
化粧ノリを良くするメイク前のスキンケア

化粧ノリを良くする土台づくりは、メイクの直前ではなく洗顔から始まります。乾燥と古い角質の2つの原因に、洗顔と保湿の順番で対処します。化粧ノリを良くするメイク前のスキンケアは、以下の4つです。
- 朝も洗顔料を泡立てて皮脂と古い角質を落とす
- 化粧水のあとに乳液かクリームで油分を補う
- ゴワゴワが続くときは拭き取り化粧水やクレイマスクで角質ケアをする
- うぶ毛の処理は保湿とセットにして時間を置いてからメイクする
朝も洗顔料を泡立てて皮脂と古い角質を落とす
朝の洗顔は水やお湯だけで済ませず、泡立てた洗顔料で寝ている間の皮脂と汚れを落とします。朝を水やお湯だけで洗顔するのは化粧ノリを悪くするNGケアの1つとし、泡立てた洗顔料で肌の不要なものを取り除くようにしましょう。皮脂や汚れが残った肌には、化粧水もファンデーションも密着しません。
洗顔の手順は、次のとおりです。
- 水またはぬるま湯で軽く顔を洗う
- 洗顔料を適量とり、手のひらでよく泡立てる
- 泡で顔全体を包むように洗い、脂っぽい額やあご、鼻のまわりは特に丁寧に洗う
- 水またはぬるま湯でていねいにすすぐ
- タオルでおさえるように水分を拭き取る
体温よりも熱いお湯は皮脂を落としすぎるため、ぬるま湯で洗います。洗顔のポイントは、ゴシゴシとこすらずにやさしく洗うことと、すすぎ残しのないようにすることです。タオルで拭くときもこすらずに、押し当てて水分を取ります。
化粧水のあとに乳液かクリームで油分を補う

洗顔後の保湿は化粧水だけで終わらせず、乳液かクリームまで使って水分と油分の両方を補います。化粧水は洗顔後の肌に水分や保湿成分を補い、乳液やクリームは肌表面に人工の皮脂膜を作って肌を保護する役割です。化粧水だけでは水分が逃げ、乾燥が化粧ノリの悪さとして表れます。
化粧水だけで保湿を終えると、補った水分が肌の表面から逃げます。べたつきが気になる人は乳液を省くのではなく、みずみずしいタイプの乳液を選びましょう。使用量の目安は、化粧水が手のひらに3〜4振り程度、乳液が1円玉大程度、クリームがあずき粒大程度です。保湿の手順は、次のとおりです。
- 化粧水を手に取り、頬、額、鼻、口もと、目もとの順になじませる
- 指の腹や手のひらがやさしく肌に密着するように塗る
- 乾燥しがちな箇所には重ねづけをする
- 化粧水のあとに乳液かクリームを同じ順番で重ねる
こすったり、力を入れてすりこんだりするのは避けます。スキンケアが肌になじんでから化粧下地に進むと、化粧下地が滑らずに密着します。
ゴワゴワが続くときは拭き取り化粧水やクレイマスクで角質ケアをする
保湿を続けても肌のゴワゴワが取れない場合は、古い角質を落とす角質ケアを取り入れます。拭き取り化粧水には肌を柔軟に整える働きがあり、洗顔後の素肌に使うと古くなった角層を落としてうるおいを受け入れやすい肌に整えられます。クレイマスクは、汚れや不要な角層を吸着する働きが角質ケアに向く製品です。
角質ケアは毎日の洗顔と保湿の代わりにはなりません。頻度は製品のパッケージに書かれた使用回数に従い、肌に赤みやしみる感じが出た日は中止します。
角質を落とす目的で洗顔の回数を増やしたり、強くこすったりするのは逆効果です。必要な水分まで落ちて肌が乾燥し、乾燥を補うために皮脂が過剰に出てインナードライを招きます。角質ケアのあとは、いつもより丁寧に保湿します。
うぶ毛の処理は保湿とセットにして時間を置いてからメイクする
うぶ毛が原因で化粧下地やファンデーションが密着しない場合は、うぶ毛を処理すると肌表面の凹凸がなくなります。カミソリを使うときは毛の流れに沿って剃るのが基本です。
顔剃り直後のメイクは肌に負担をかける可能性があるため、しっかり保湿してから時間を置いてメイクするようにしましょう。処理は朝のメイク直前ではなく、前夜のスキンケア前に済ませると、翌朝の肌が落ち着いた状態でのメイクが可能です。肌荒れやニキビがある部分は剃らず、治まってから処理します。
ファンデーションを密着させるベースメイクの方法

スキンケアで土台を整えたら、化粧下地の選び方と塗り方を見直します。化粧下地とは、ファンデーションの前に塗り、ファンデーションのつきを良くして仕上がりを長持ちさせる化粧品のことです。ファンデーションを密着させるベースメイクの方法は、以下の4つです。
- 化粧下地は肌質に合う機能をパッケージの表示で選ぶ
- 化粧下地はパール粒大を顔の5か所に分けて置いてからなじませる
- ファンデーションはスポンジで軽く叩き込んで密着させる
- スポンジやパフは汚れたら洗い、傷んだら買い替える
化粧下地は肌質に合う機能をパッケージの表示で選ぶ
化粧下地を選ぶときに見る項目は、保湿の機能、皮脂を吸着する機能、毛穴をカバーする機能、紫外線を防ぐ機能の4つです。乾燥肌には保湿効果の高いしっとりした化粧下地、混合肌には皮脂を吸着する機能がある化粧下地が向いています。
各項目の確かめ方は、次のとおりです。
| 機能 | 確認ポイント |
|---|---|
| 保湿の機能 | 「しっとり」「うるおい」「乾燥肌向け」の表示を見る |
| 皮脂を吸着する機能 | 「皮脂吸着」「テカリ防止」「化粧崩れ防止」の表示を見る |
| 毛穴をカバーする機能 | 「毛穴カバー」「毛穴補正」の表示と、部分用か顔全体用かを見る |
| 紫外線を防ぐ機能 | SPFとPAの表示を見る |
SPFは紫外線のうちUVBを防ぐ効果の目安を数値で示し、PAはUVAを防ぐ効果の目安を「+」の数で示す表示です。頬が乾いて額がべたつく肌は、乾く部分に保湿タイプ、べたつく部分に皮脂吸着タイプと、部分ごとに使い分けると全体の密着が安定します。テスターがある店では、手の甲ではなくあごの下に少量を塗り、なじんだあとの感触と色を確かめます。
化粧下地はパール粒大を顔の5か所に分けて置いてからなじませる

化粧下地は量が多すぎるとファンデーションが滑って密着せず、少なすぎると保護と密着の効果が出ません。基本の量はパール粒大です。
化粧下地の塗り方は、次のとおりです。
- パール粒大を手のひらに取る
- 両頬、額、鼻先、あごの5か所に置く
- 顔全体に優しくなじませる
- 目まわりや小鼻など細かい部分も丁寧になじませる
化粧下地は内側から外側に向かってなじませましょう。塗り終えたら手のひらで顔全体を軽く押さえ、化粧下地を肌に密着させてからファンデーションに進みます。
ファンデーションはスポンジで軽く叩き込んで密着させる
ファンデーションは、こすって広げるより、スポンジで軽く叩き込む方が肌に密着します。スポンジでファンデーションを頬や鼻にトントンと軽く叩き込み、最後にフェイスパウダーを毛穴やテカリが気になる部分に優しくなじませましょう。
ファンデーションを密着させる塗り方の手順は、次のとおりです。
- 頬の内側から外側へ向かってスポンジで軽く叩き込む
- 額、鼻、あごの順に、頬に残った量で薄く伸ばす
- 小鼻や目もとは、スポンジの角で押さえるようにのせる
- 仕上げにフェイスパウダーを、毛穴やテカリが気になる部分だけにのせる
ゴワゴワが残る部分に厚く重ねると、凹凸が強調されてかえって目立ちます。密着しにくい部分ほど薄く、複数回に分けてのせます。
スポンジやパフは汚れたら洗い、傷んだら買い替える
肌のケアと塗り方を整えても仕上がりが悪い日は、スポンジやパフを洗います。汚れが目立つ、メイクの仕上がりが良くないと感じたときが洗うタイミングです。
スポンジやパフの洗い方は、次のとおりです。
- ぬるま湯200に対して中性洗剤1の割合で薄く溶かす
- 指の腹を使ってスポンジを数回軽く押し洗いする
- 水が透明になるまですすぐ
- 風通しのよい日かげで、スポンジを立てて十分に乾かす
直射日光での乾燥は避けます。スポンジやパフの買い替えの目安は、きれいなところがない、表面に穴があいてきた、弾力がなく厚みが薄くなった、粉含みが悪くなった、の4つです。洗い替えを1つ用意しておくと、乾かしている間もきれいなスポンジでメイクができます。
化粧ノリの悪さを繰り返さない生活習慣

スキンケアとベースメイクを整えても、生活の中で乾燥と皮脂の乱れを繰り返せば化粧ノリは元に戻ります。日常生活で肌を傷める主な要因は汚れ、乾燥、紫外線の3つであり、それぞれに洗浄、保湿、紫外線カットで対応する必要があります。
見直す生活習慣は、次のとおりです。
- スキンケア後に紫外線防止剤入りの乳液か日焼け止めを毎日使う
- 冷房の効いた室内では、化粧水で日中も水分を補う
- 汗をかいたら拭き取ったままにせず、保湿をし直す
- 睡眠不足と疲労をためない
紫外線や室内外の寒暖差は肌のバリア機能を低下させ、インナードライを招く引き金になります。バリア機能とは、外部からの刺激の侵入と体内の水分の過剰な蒸散を防ぐ、角層の働きのことです。朝のお手入れでは紫外線対策のために紫外線防止剤の入った日中用乳液を使うことをおすすめします。
疲労やストレスや睡眠不足で血液の循環が悪くなると、皮脂と水分が減少します。生活習慣を変えた結果が肌に表れるまでには時間がかかります。化粧ノリが悪い日が続くときは、スキンケアと合わせて生活習慣を見直しましょう。
化粧ノリが悪い日は肌の乾燥と角質を整えてから塗り直しましょう

化粧ノリが悪い原因は、肌の乾燥、インナードライ、古い角質のごわつき、うぶ毛の凹凸、スポンジやパフの汚れの5つです。どれも塗る技術ではなく、ファンデーションを塗る前の肌と道具の状態にあります。
化粧ノリを良くする手順は、次のとおりです。
- 朝も洗顔料を泡立てて、皮脂と古い角質を落とす
- 化粧水のあとに乳液かクリームで油分を補う
- ゴワつく日は拭き取り化粧水やクレイマスクで角質ケアする
- 化粧下地は「保湿・皮脂吸着・毛穴カバー・UV防止」の表示で選ぶ
- 化粧下地(パール粒大)を5点置きしてなじませ、ファンデーションはスポンジで叩き込む
- スポンジやパフは汚れたら洗い、傷んだら買い替える
上記の順番で整えれば、今使っているファンデーションのまま、ムラや粉浮きのない密着した仕上がりに近づけます。明日の朝は、洗顔料を泡立てることと、乳液を1品足すことから始めましょう。